作業療法士は、身体や精神的な障害を持つ人々の日常生活を改善する専門家です。OT介入により、患者は自立し、社会参加を促進し、生活の質を向上させることができます。
作業療法士は、基本的には手のスペシャリスト。脳梗塞などで動かなくなった腕を動かして、日常生活で使えるように練習していく職業です。
この記事でわかること
- 作業療法士の強みを活かす(施設基準など)
- 転職エージェントを活用する
- 管理者などのキャリアアップ希望があれば、転職エージェントにつたえる
- 自分が働きやすい環境は何なのかを明確化する
- 給与ベースをあげたいなら都心部で仕事をする
作業療法士の給与状況
平均給与の現状
厚生労働省が、令和4年3月に公表した「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、作業療法士(正社員)の平均年収は、約427万円となっています。
地域ごとの給与格差
北海道・東北地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
北海道 | 約414万円 |
青森県 | 約403万円 |
岩手県 | 約443万円 |
宮城県 | 約438万円 |
秋田県 | 約509万円 |
山形県 | 約343万円 |
福島県 | 約459万円 |
関東地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
茨城県 | 約428万円 |
栃木県 | 約439万円 |
群馬県 | 約434万円 |
埼玉県 | 約454万円 |
千葉県 | 約445万円 |
東京都 | 約451万円 |
神奈川県 | 約460万円 |
中部地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
新潟県 | 約424万円 |
富山県 | 約431万円 |
石川県 | 約431万円 |
福井県 | 約397万円 |
山梨県 | 約424万円 |
長野県 | 約415万円 |
岐阜県 | 約440万円 |
静岡県 | 約390万円 |
愛知県 | 約419万円 |
三重県 | 約411万円 |
関西地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
滋賀県 | 約423万円 |
京都府 | 約457万円 |
大阪府 | 約442万円 |
兵庫県 | 約462万円 |
奈良県 | 約433万円 |
和歌山県 | 約418万円 |
中国・四国地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
鳥取県 | 約401万円 |
島根県 | 約367万円 |
岡山県 | 約424万円 |
広島県 | 約428万円 |
山口県 | 約448万円 |
徳島県 | 約419万円 |
香川県 | 約424万円 |
愛媛県 | 約411万円 |
高知県 | 約390万円 |
九州・沖縄地方
都道府県 | 年収 |
---|---|
福岡県 | 約403万円 |
佐賀県 | 約371万円 |
長崎県 | 約428万円 |
熊本県 | 約378万円 |
大分県 | 約391万円 |
宮崎県 | 約386万円 |
鹿児島県 | 約386万円 |
沖縄県 | 約376万円 |
賃上げの背景とメリット
医療・介護業界の人手不足の現状
医療・介護業界では、高齢化社会の進展や医療技術の進歩により、人手不足が深刻化しています。需要の増加に対して、専門家や介護スタッフの数が追いつかず、質の高いサービス提供に影響を及ぼしています。
賃上げの動きが生じる理由
賃上げの動きが生じる主な理由は、医療・介護業界の人手不足による競争が激化していることです。優秀な作業療法士を確保し、モチベーションを維持するために、給与水準の向上が求められています。また、人材の定着率向上やサービスの質の維持向上も目的として挙げられます。
賃上げは、全ての病院・施設で行われているわけではないので、あなたの職場で行われていなければ、違う職場の相場をしることも大事です。
ハローワークでの求人より転職エージェントを利用する方が、非公開求人を紹介してくれて給料が高く好条件な場合が多いです。
作業療法士にとっての賃上げの利点
経済的な安定感が向上し、モチベーションや仕事への満足度が高まります。また、高い給与水準は才能や経験を評価されることを意味し、職業の価値を実感させます。さらに、給与の増加はプロフェッショナルとしてのキャリア成長を促進し、業界内での地位向上にもつながります。
職員のやる気を出させる1番の方法はやはり給料アップです。人間は給料が多くもらって嫌な人はいません。評価してもらったことにたいして恩返ししようと、職員の働きぶりが変わってきます。給料アップしてないのに、単位をとれだの、患者さんの回転率を上げろなど言われても、従業員の不満はたまっていく一方です。
転職のメリットとポイント
給与アップのチャンス
理学療法士より作業療法士の方が、入職して欲しい病院・施設は多くあります。理学療法士は比較的にどの病院でも多く在籍していますが、作業療法士が少ないところは多いです。
施設基準で作業療法士が専従で必要なこともあるので、病院としても確保したいはずです。
そういった職場を転職エージェントに探してもらい給料交渉できる最大の武器になります。
職場環境の改善
良好な環境は仕事の満足度やパフォーマンスに直結し、組織の定着率を高めます。具体的な改善策には、適切な人員配置やスタッフ間のコミュニケーション強化、労働条件の改善などがあります。また、職場の文化や価値観の尊重、職務への適切なサポート体制の構築も重要です。これらの改善が、作業療法士の働きやすさやモチベーションに直結し、組織全体のパフォーマンス向上に繋がります。
今の職場に不満がなければ、この記事にはたどりついていないと思います。自分がどういった職場の雰囲気が嫌なのかをしっかり転職エージェントに伝えることによって、自分にあった環境の職場を探してくれます。
キャリアの発展の可能性
専門知識やスキルの習得、リーダーシップの発揮、研究や教育分野への進出など、さまざまなキャリアパスが存在します。また、経験や資格の取得により、専門性を高めることでさらなる成長が期待できます。さらに、管理職やコンサルタント、教育者などの職種に進出することも可能であり、自身の能力や志向に応じてキャリアを築いていくことができます。
今の職場で歳が近い人が、上司の場合キャリアアップは限りなく低いです。リハビリ職はまだ歴史の浅い職種なので管理者が同世代の人が多いところが多いです。
自分のスキルが上がってきているのに、出世できなくモヤモヤしている人多いのではないのでしょうか?
管理者募集の求人もあるので、自分の成長にもってこいだと思います!!
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まとめ
作業療法士の給与アップは、専門性や貢献度を正当に評価される重要な要素です。転職を検討する際には、給与水準だけでなく、職場環境やキャリアの成長の可能性も考慮すべきです。リーダーシップを目指す場合は、リーダーに必要なスキルや経験を積極的に身に付けることが重要です。例えば、リーダーシップトレーニングやプロジェクトのリーダーを引き受けるなど、自己成長に努めることがポイントです。給与アップとキャリアの発展を両立させるために、慎重な転職計画と積極的なリーダーシップのステップが必要です。
- 作業療法士の強みを活かす(施設基準など)
- 転職エージェントを活用する
- 管理者などのキャリアアップ希望があれば、転職エージェントにつたえる
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